クリニック案内

佐藤 貴信（さとう たかのぶ）

2016年 歯科医師免許取得
2020年 南青山訪問歯科オフィス 開業
2022年 在宅専門歯科医院として保険医療機関となる
保険医療機関コード：5842323

当クリニックは南青山にある在宅専門の訪問歯科クリニックです。
ご自宅で歯科医院と同水準の治療を行う事を当クリニックのコンセプトにしております。
医師や看護師と連携しており、持病がある方にも対応しています。
都立広尾病院、慈恵医科大学附属病院、東大医学部附属病院、横浜市大系列病院と連携して、全身疾患のある方でも歯科医院と同レベルの歯科治療を提供する事が可能です。必要に応じて医師や看護師も歯科治療に同行します。
最先端の歯科医療機器を持って歯科医師が貴方のご自宅に訪問します。

当クリニックより半径16キロ圏内にご自宅がある方は健康保険証、介護保険が使えます。
介護をしているお義父さんが入れ歯が痛くて噛めないと言っているのに歯科医院にまで連れて行く事が出来ないそこの貴方！
障害を持つ息子さんを歯科医院まで連れて行く事が出来ないそこのお母様！
車椅子になってしまい、息子夫婦に迷惑をかけたくないと歯科医院まで行く事を断念された貴方！
是非当クリニックまでご相談ください。

当クリニックは健康保険証、介護保険が使えますので、治療費＋交通費だけでご自宅で歯科医院と同水準の歯科治療を提供させて頂きます。
訪問診療が保険診療の対象外の方も自費診療で診察が可能です。
初診料22,000円（税込価格）〜＋交通費で日本全国どこでも伺います。
歯科医師が24時間LINEで貴方のお口をサポートします。
顧問歯科医師としていつでもLINE上でセカンドオピニオンが可能です。
子育てで忙しく家から出れずに困っているそこの貴方！
ちょっと空いた時間でご自宅でクリーニングやホワイトニングをしたいそこの貴方！
是非当クリニックへご相談ください。

自分自身が南青山訪問歯科オフィスの開業を思い立ったのは自分の祖母の存在と新型コロナの発生です。
簡単ながら自己紹介をさせて頂きます。
僕は横須賀にある神奈川歯科大学と言う歯科大学出身です。今年34歳になりました。最愛の妻ともうすぐ3歳になる息子がいます。
僕は横浜市出身で父は脳外科医、母は内科開業医と言う医者の家庭に生まれました。弟も消化器内科医をしています。

僕の小さい頃から両親は仕事で忙しく、父は手術で家に帰って来ない日はほぼ毎日、
母も開業医で自分を迎えに来るのは夜20時とかでした。
自分の記憶は小さい頃、近くの祖父母の家で夜まで遊んでいた記憶があります。
お母さんまだ？と祖母に泣いては、母が夜遅くに迎えに来た時は大変嬉しかった記憶があります。

母はもっと私は貴方を子育てしていたと言っていましたが、子供の記憶と言うものは不思議なもので、
自分にはあまり父と母が小さい頃にいた記憶がありません。父はニューヨークに脳外科医として留学をしていた為、ニューヨークの父に会いに行った記憶はあります。
セントラルパークでリスと遊んだ記憶もあります。
自分に残っている記憶は祖父母の家で母を待っている自分と保育園でいつも自分だけ最後にポツンと母を待っている記憶が非常に鮮明に自分の記憶には刻まれています。
実際、母は内科医をしながら、自分を必死で育ててくれたそうなのですが、子供の記憶と言うのは恐ろしいですね。
なので仕事が忙しい両親の代わりに祖母が母親代わりとして自分をみてくれていたと言う記憶が強くあります。
歯科医師になった僕を祖母は大変喜んでくれました。
しかし、祖母もだんだん80歳を過ぎてくると体力的な衰えを感じます。

祖母への恩返しとして祖母の入れ歯を作ってあげたい。
お口のケアをしてあげたいと言う思いで当クリニックを開業しました。
更に当クリニックが開業した時は新型コロナが発生した真っ只中、
未知のウイルスとの恐怖で日本中が震撼していた時です。
新型コロナが心配で、妻と息子と都内に住んでいた為、中々東京⇆横浜の往復すらままなりません。
祖母の入れ歯を作りたいのに、祖母を歯科医院に連れて行くのもコロナがあるので心配。
その為、自分から祖母の入れ歯を作りに行く開業医をすれば良いんだと考えました。
しかしここで一つ問題に気付きました。

『日本の保険医療制度では訪問歯科はクリニックより半径16キロ圏内にご自宅があり、更に歯科医院に来院する事が困難な患者に限る』

自分はこの現在の日本の訪問診療における保険ルールに大変疑問を感じました。
なんでこんなルールがあるんだろう？
若者だって健康な人だって時間がなくて歯科医院に行けない人は沢山いるのに…………

特に今の若者は非常に長い時間学校やアルバイトで拘束されたり、新卒の若者の社員は長時間雑務を強いられたり、若者たちほど歯科医院に行く暇がまずありません。
さらに子育て中のお母様などは家から出る事も疲弊してままならない方が非常に多いです。
しかも自分自身が祖母の入れ歯を作る為にも歯科医院が自宅から16キロ圏内の歯科医院じゃないと祖母の入れ歯さえ保険診療で作れません。

日本の医療制度のルール自体に不備があると思わざるを得ません。
自分が思いついたのは保険診療外でも完全自費診療でも単純に時間がなくて歯科医院に行けない方やちょっと空いた時間にご自宅で歯のクリーニングをしたい方、若者達も気軽に電話やアプリで呼べば歯医者さんや歯科衛生士さんが来てくれて歯科治療が出来る歯科バージョンのウーバーイーツを作りたいと思いました。

ウーバーデンタルですね。
そして何より自分がお世話になった横浜の祖母の入れ歯を作りに行くために16キロ圏外の患者様も診れるようにと開業したのが当クリニックの始まりです。
なので、当クリニックは完全自費診療で最初は開業したので、ご依頼を受ければ老若男女問わず自費診療で日本全国どこでも伺います。
当クリニックはご自宅で歯科医院並みの歯科治療を提供すると言うコンセプトで開業をしました。
北は北海道〜南は沖縄まで全国どこでも伺います。

南青山訪問歯科オフィスのイメージキャラクター

「赤い猫（あかまやー）が降る」
てぃんから あかまやーが うてぃてぃちゅーん
空から赤い猫が降ってくる

これは沖縄のコトワザで意味は絶対にあり得ないさまを表現するそうです。僕が南青山訪問歯科オフィスを開業した時は表参道に人が誰もいませんでした。
最近ようやく人手が回復してきてとてもホッとしてます。何年か後にあの当時の新型コロナは表参道に赤い猫が降っていたんだと笑い話になる日が来る事を願っています。
早く皆様が安心して外出が出来るようになる事を心から祈っています。赤い招き猫は古来より病気除けといわれています。
それは、赤色は疱瘡や麻疹が嫌う色と云われてきた為、赤い招き猫は病除けの意味を持っています。

当クリニックは2020年コロナ禍の真っ只中に開業したクリニックです。
当クリニックは赤い猫達の力を借りて、新型コロナを早く終息させ、コロナ前のような元の活気ある表参道に戻す事をクリニックの大きな願いとしています。コロナで外出が出来なくても食事は自宅で美味しく食べて欲しいです。それを皆様に気付かせたいです。

勤務医としての医療の限界を感じた事も南青山訪問歯科オフィスを開業したキッカケです。
自分がある程度、治療技術に自信がつくようになると、勤務医としてやれる治療の限界と言うのも感じるようになりました。
当然歯科クリニックも潰れないためには経営学が必要であり、赤字にならないようにする為にはある程度勤務先の治療方針と言うものがあるので、自分はこうした方が良いと感じる部分があっても中々自分の思い通りの事が出来ないモヤモヤ感がありました。
それなら自分が思う通りに治療が出来る開業医になろうと思い立ったのも南青山訪問歯科オフィスを開業するに至った動機です。
これまで開業して通算100人くらいの患者様を治療してきましたが、自分が開業をして患者様を治療していく中で、患者様から多くの気付きを与えられました。
母のクリニックから歯科治療を依頼された患者でワーファリン服用中の95歳のお爺さんの抜歯をした時の事です。
ご家族皆様で治療を見学され、とても緊張しましたが、無事に抜歯が出来ました。
痛みが取れて本当にありがとうと感謝の言葉を頂き、とても嬉しかったです。
そのご家族は母が長年治療をしてきた何十年来の患者様でミカンまで貰いました。
とても印象的だったのが母に本当にご長男さんも立派になられてと奥様に嬉し泣きをして頂き、とても恥ずかしかったです。

医師と患者の関係は、その医師と患者の関係のみならず、
子や孫と言った年単位での人と人との付き合いなのだなと気付かされた瞬間でもありました。

入れ歯がずっと痛いと言っていた90歳のお爺さんで医者の中で歯医者がずっと一番嫌いだったと言う言葉を頂きました。
入れ歯が痛くなくなり歯医者のイメージが変わったと言って頂いた事が大変嬉しかった事の一つです。
嬉しかったと言う反面、歯科医師と言う職業を患者様が良く思っていない方もいると言う事を気付かされもしました。
歯科医療界全体で成長していかないといけないとも感じました。

100歳の認知症のお婆さんの治療をした時、認知症のお婆さんは入れ歯が痛いと言う言葉を発する事が出来ません。
ただシカメった顔をしてずっと苦しんでいるようで、治療依頼を受けました。
入れ歯がかなりキツく粘膜に強く当たっていた為、裏側の面を限界まで削りました。
100歳のお婆さんから痛みの表情がスーッと消え、楽になった表情に変わりました。
ご家族に入れ歯は3ヶ月に1回は出来たら調整を定期的にした方が良いですとお話ししたら、入れ歯ってそんなに頻繁に調整しないといけないのと驚かれました。
かなり長い年月お婆さんはキツイ入れ歯を使っていたようでした。

今度3D印象をクリニックとして導入しようと考えているのですが、3D印象を使って型取りをした入れ歯の最初の患者として是非やって貰いたいと言って頂いた患者様もいます。
勤務医も忙しくて、まだ3D印象が導入出来ていないのですが、早急に入れ歯を作らなければいけないと思っています。
早めに入れ歯作りますよと話したのですが、是非3D印象で先生が最初に作る入れ歯をやって欲しいと言われて、ずっと何ヶ月も入れ歯を作らずに待ってくれてます。
大変嬉しい反面、これだとご飯食べにくいだろうとモヤモヤしている気持ちにもなります。

自分が歯科医師として患者様やご家族に大事な事を気付かせてあげる事ができる一方で、自分も患者様から多くの事を気付かさせて頂きます。やはり医療とは人と人との関係だなとつくづく実感させられます。
治療をすると言う事は人と人とのコミュニケーションをする事だなと患者様から気付かされました。

自分が恩師の先生に教えて頂いた言葉に『最後は案外何とかなる』と言う言葉があります。
これは沖縄の方言にも同じ言葉があり、『なんくるないさー』と言います。
医師は若い時ほど治療をする上でリスクや問題が次々に頭に浮かびこうなったらやばいとかこう言ったリスクがあると回避出来ないとか悲観的な事を考えがちです。
ただ数十年第一線で臨床を経験した先生からすると結果的には最後は案外何とかなるんだそうです。
これは僕と弟がその恩師の先生から改まって直接教えて貰った事なのでとても印象に残っています。

最後は案外何とかなる。
これを是非多くの人に知って欲しいです。

令和4年5月より当クリニックは関東信越厚生局に今までの実績が認められ、在宅専門の歯科医院として保険医療機関として認可されました。
今後は当クリニックより半径16キロ圏内で歯科医院に来院が困難な方には保険診療、介護保険の使用が可能となりました。
令和4年9月からは港区麻布赤坂歯科医師会にも加入させて頂き、今後は港区の地域医療にも貢献させて頂ければと考えています。
完全自費診療の時に培ってきた治療技術を今後は当クリニックより半径16キロ圏内の方にも社会への恩返しとして、保険診療で還元出来ればと思っています。

当クリニックは外来診療はあえてやりません。
ご自宅での歯科治療に最善を尽くす為です。

外来診療をやりながら訪問歯科をやっている歯科医院（90%以上の歯科医院は勿論外来診療をしながらついでに訪問歯科もします）はどうしても訪問歯科治療がついでになってしまいます。
外来診療をやりながら訪問歯科治療もやるのは歯科医師達にとって負担が大きすぎるのです。
特に年配の先生達は訪問歯科をやりたがりません。
全身疾患のリスクもハードルとなり、ただ口腔内を診るだけで終わってしまったり、クリーニングも雑になりがちです。

当クリニックはご自宅で外来診療と同水準の歯科治療を提供する為、日々試行錯誤を繰り返しています。
その為、他の歯科クリニックには出来ないご自宅での高度な歯科治療が出来る事が当クリニックの最大の強みです。
また、デリバリーサービスのように歯科医師がご自宅を訪問し、普段貴方や貴方のご家族が居慣れた空間でリラックスをして治療を行える事も当クリニックの強みです。

南青山訪問歯科オフィスは、最先端の歯科医療機器とiPadを持ってご自宅に伺います。

南青山・表参道と言う日本で一番オシャレでスタイリッシュな街のイメージを歯科治療に生かせないかと日々考えております。
当クリニックではiPad内にカルテや診断画像を管理しています。
iPadで口腔内写真やイメージ図をご覧頂きながら口腔内の現状や治療計画を説明します。
診断情報をオフィスに一度持ち帰り、じっくりと治療計画を立ててからお伝えする事や、何通りかの治療計画をご提案して貴方と貴方のご家族に丁寧にわかりやすく説明します。
また、当クリニック内には相談室もあり、当クリニック内で今後の治療計画のご相談も可能です。南青山訪問歯科オフィスは歯科医師に気軽に相談出来る環境作りを重視しています。
お口の中でちょっとしたご質問やご相談なども気楽にLINEでメッセージを頂ければ、親身にお答えさせて頂いています。
医師と患者と言う壁をなくしたいです。

自分の歯科医師としての座右の銘は
「歯を診る歯科医師ではなく、人を診る歯科医師になる」です。

人と人と言う関係で末永くお付き合い出来ればと考えています。
長くなりましたが、今後とも南青山訪問歯科オフィスを何卒末永く宜しくお願いいたします。